2019/01/26
2017年12月23日(土)にオンエアされた、第15回 下関市立大学編で登場した、ムーブマン・ネオMC ヤスベェのアイディア「維新150年新グッズ発進!」が実現しました!
オンエア翌年の2018年に迎える明治150年(明治維新150年)にあわせて、明治150年を記念する新しいグッズができないかというアイディアですが、「山口県地酒大使」でもあるヤスベェの、山口県の地酒を明治維新の志士たちの家紋をあしらったぐいのみやグラスで美味しく味わってはどうかというアイディアになっています。
オンエア時点でも、ガラス製のぐいのみやグラスにデザインを施した試作品を持ち込み、実現の可能性を含めて提案しています。
≫第15回 下関市立大学編
おしゃれな萩焼にアップデートし「家紋萩焼」として商品化
明治150年に間に合わせるべく、オンエアから約1年がかりで商品化へ。
その間、グラスは全国的にも有名な萩焼で作製したぐいのみへ更新し、デザインや色も既存の萩焼のイメージを良い意味で壊し、新しい萩焼の世界をご提案。
また、試作品ではサンドブラスト加工で彫り込む手法の特色を活かし、萩焼に深く家紋を入れ、さらに金を入れてより家紋が引き立つ加工へと進化しています。
家紋萩焼本体だけでなく、パッケージの箱(木箱・紙箱)や包装、紙袋に至るまで、ヤスベェ自らがトータルプロデュースしてより高いクオリティで実現しています。
最高の器で最高の日本酒を楽しめそうですね。
グレードは「プレミアム」と「スタンダード」の2種類、家紋も吉田松陰の家紋「五瓜隈立左万字」と高杉晋作の家紋「丸に四つ割菱紋」の2種類の、計4種類の展開。
現在人気殺到でプレミアムは生産待ちを頂いているケースもあるそうです。
萩焼陶芸家 大和猛さんとサンドブラストアーティスト 小山祐和さんのコラボ
「家紋萩焼」の実現にあたっては県内各地で活躍する多数のクリエイターのコラボレーションにより実現しています。特に器の萩焼と装飾加工は製品化の最も重要な部分です。
器を担当していただいたのは、萩焼陶芸家の大和猛さん。
400年続く萩焼の伝統に、新しい釉薬の調合や技法を考案し、他に類を見ないグラデーションや掛け合わせが特徴的な萩焼を生み出す県内屈指の作家です。
家紋萩焼では、萩焼の伝統的な色ではなく、落ち着いた色で焼き上げています。
この大和さんの萩焼に家紋装飾を施すのは、国内屈指のサンドブラストアーティスト 小山祐和さん。
サンドブラスト技法は、圧縮空気で砂状の研磨材をガラスなどに吹きつけ、模様を付けたり深く削り込んだりするテクニックで、素材もガラス、石、木材、金属などほとんどのものに装飾を施すことができるそうです。小山さんは特にデニム生地等の装飾技術では国内屈指との呼び声も。
大和さんの萩焼にサンドブラスト技法で深く家紋を彫り込み、家紋部分に金の装飾を施すことで、落ち着いた色の萩焼によりハッキリと家紋が浮き上がる工夫が施されています。
このほかにも、スタンダード版の萩焼の素焼、桐箱、紙箱、デザイン、ウェブに至るまで、県内各地のクリエイターをプロデューサーとしてヤスベェが繋ぎ、チームを結成して実現した最高傑作となっています。
発売にあたって記者発表も
今回の発表にあたっては、記者発表を行い、県内の新聞、テレビ等で紹介していただいています。
通販のほか店頭販売も展開し「明治150年」に花を添えて
今回実現した「家紋萩焼」ですが、既に実際に購入ができるようになっています。
家紋萩焼公式ホームページのほか、県内数箇所で店頭でも販売できる様に準備を進めているとのことです。
https://www.otomo-y.com/
小さなアイディアを大きな志で実現する心
番組がなければ実現しなかった明治150年を記念したぐいのみ。
何気ないキッカケだったかもしれませんが、是非実現したいと思い、行動に移せば可能性が広がり、ついには実現してしまいました。
現在のラインナップでは家紋は松下村塾でもお馴染みの吉田松陰と高杉晋作の2種類に絞って実現していますが、今後さらに幕末の志士の家紋でも実現していく計画もあるとのこと。
熱い想いと活性化への進化、その源泉となるアイディアディスカッションを、今後もご期待ください。
アイディアの実現にご協力いただきました萩焼陶芸家 大和猛さん、サンドブラストアーティスト 小山祐和さんをはじめ、関係いただいた皆様に、改めて深く感謝申し上げます。